
遺品整理で出た衣類を仕分ける手順や処分方法について詳しくご紹介
1.遺品整理で出た衣類の分別方法
遺品整理で出た衣類は、どのように分別していけばいいのでしょうか? 仕分けの手順についてご紹介します。
1-1.残すものと捨てるものに分ける
衣類は量が多いため、1つずつ確認していると時間がかかります。まず、大まかに残すものと捨てるものに分けていきましょう。残すものが決まると、形見分けする品も見えてきます。
1-2.劣化が目立つものは処分する
衣類は経年劣化が起きるものです。色あせ・黄ばみ・虫食い・カビ・毛羽立ちなど、劣化が目立つものは思いきって処分しましょう。肌着は共有するものではないため、処分対象となります。
1-3.故人が大切にしていたものは残す
故人が生前大切にしていたものや思い出が深い衣類は、状態が良好であれば、手元に残しておきましょう。形見分けとして継承することができます。
1-4.すぐに判断できないものは保留にする
残すか処分するか迷い、すぐに判断できないものは、いったん保留にしておきましょう。期限を決めて保管しておき、心が落ち着いてから仕分けを考える方法がおすすめです。
2.遺品整理で出た衣類の処分方法
遺品整理で出た衣類は、どのように処分すればいいのでしょうか? 具体的な処分方法をご紹介します。
2-1.形見分けとして譲る
必要品として残したものは、形見分けとして譲る方法があります。親族が継承するケースもあれば、生前親しくしていた知人などに譲るケースもあるでしょう。ただし、押しつけるのではなく、譲る相手に意思確認をし、欲しいという場合にだけ譲るようにしてください。
2-2.自治体回収
自治体回収で不要と判断した衣類を処分する方法があります。自治体ごとに衣類の分別や出し方が異なるため、事前によく確認しておきましょう。可燃ゴミとして出すことができる場合や、資源ゴミとして出す場合があります。資源ゴミとして出す場合は、ひもなどでまとめて出すよう推奨しているケースが多いでしょう。
2-3.遺品整理業者に依頼する
生前故人が着ていた衣類は、単なる不用品ではありません。きちんと供養をしてから処分することが望ましいため、遺品整理業者などに依頼し、供養をしてもらう方法も考えてみてください。
2-4.買取に出す
状態が良好な衣類は、買取に出すことができます。特に、ブランドものや人気モデルの衣類は、中古需要が見込めるでしょう。ただし、査定基準は業者によって異なるため、必ずしも買取対象となるわけではありません。大まかに仕分けをし、状態がいいものだけを査定に出しましょう。
2-5.譲渡する
欲しいという人に譲渡する方法もあります。親族や親しい知人ならば、形見分けという意味合いもあり、譲渡することで故人を偲(しの)ぶことができるでしょう。
2-6.寄付する
NPO法人などを介して、発展途上国へ衣類を寄付する方法があります。送料は自己負担となりますが、社会貢献できる活動の1つです。とはいえ、寄付は常に受け付けているわけではないため、あらかじめ寄付を募っている団体へ問い合わせしておきましょう。