自動車用タイヤって何ゴミなの? 処分・廃棄方法を徹底解説!
1.タイヤを処分する前に確認すること
まずは、タイヤの処分前に押さえておきたい点をご紹介します。
1-1.タイヤの種類・状態をチェックする
タイヤにはいくつかの種類があります。処分を考えているタイヤがどれに当てはまるのかを把握しておきましょう。ちなみに、状態が良いタイヤは買取の対象となるので、自分のタイヤの種類が分かっていると交渉がスムーズに行えますよ。
- コンフォートタイヤ:最も一般的に使われている自動車用タイヤです。静音性・快適性を重視しています。
- スポーツタイヤ:ドライ・ウェットコンディションにおけるグリップ能力を重視したタイヤです。代わりにコンフォートタイヤに比べて静音性や快適性では劣ります。
- スタッドレスタイヤ:細かいトレッドパターンが特徴の、積雪路・凍結路などで走行することを想定として作られたタイヤです。その反面ノーマルタイヤに比べて10%ほど燃費が悪いため、1年をとおして使うのには向いていません。
- スパイクタイヤ:すべり止めの目的とした鋲(びょう)が打たれた自動車用タイヤです。平成2年に施行された「粉じんの発生の防止に関する法律」により、現在では一部指定地域を除き使用することができません。
- そのほか:レーシングカー用・カート用・自転車用など
1-2.タイヤは何ゴミなの?
自転車用タイヤは、基本的に燃えるゴミあるいは粗大ゴミとして処分することができます。しかし、自動車用タイヤは「適正処理困難物」の指定を受けており、産業廃棄物の扱いとなるのが一般的です。そのため、基本的には自治体にゴミとして処分してもらうことはできません。ただし、一部自治体では粗大ゴミとして回収していることもあるので、詳しくはお住まいの地域の粗大ゴミセンターに問い合わせてください。
2.タイヤの処分・廃棄方法は?
この項目ではタイヤの処分・廃棄に関してご紹介します。
2-1.販売店やガソリンスタンドなどに引き取ってもらう
自動車用タイヤは以下のような場所に持ち込むことで、1本当たり数百円で引き取ってもらうことが可能です。タイヤ本体だけでなく、ホイールも引き取ってくれます。
- タイヤ販売店
- ガソリンスタンド
- カーディーラー
- カー用品店
タイヤを買い替える場合は処分費用が無料になることもあります。
2-2.不用品回収業者に処分を依頼する
不用品回収業者に処分することも可能です。不用品回収業者は自分で持ち込む必要がありません。そのため、車から取り外されているタイヤを処分する際には役立ちます。また、買取に対応している点もメリットの1つです。さらに、不用品回収業者はさまざまな不用品に対応していることが多いので、タイヤだけではなくほかのカー用品や、まったく関係のないものも一緒に処分することができます。デメリットは、利用料金が比較的高い点です。業者にもよりますが、数千円の基本料がかかります。
2-3.不用品回収業者選びの5つのポイント
以下のポイントに注意して業者を選びましょう。
- タイヤの買取に対応しているか
- ほかの業者と条件を比較する
- 日時や場所指定、夜間作業に対応しているか
- 電話対応は親切か
- 産業廃棄物収集運搬許可を得ているかどうか
前述したようにタイヤは産業廃棄物扱いなので、産業廃棄物収集運搬許可を持っている業者を選ぶようにしましょう。業者ホームページの会社概要・会社案内などの欄から確認してください。