
ガスコンロを買い替えたい方必見! ガスコンロの取り替え基礎知識!
1.ガスコンロ取り替えの基本
ガスコンロは、「ビルトイン型」と「据え置き型」の2タイプに大別されます。ガスコンロの取り替えは基本的に同じタイプのもの同士で行うので、自分で取り替えるつもりの方は間違えないようにしっかりと理解しておきましょう。
1-1.ガスコンロの種類
1-1-1.ビルトイン型と据え置き型
ビルトインとは「造り付けの」や「組み込まれている」と言った意味を持ちます。つまり、ビルトイン型というのは家の構造部分と一体化したコンロのことです。キッチンにコンロが完全に組み込まれているため、余計なすき間や段差がなく、メンテナンスが簡単に行えます。ちなみに、システムキッチンで使われるのはほとんどがこのタイプです。
据え置き型はキッチンとは一体化していない、独立したコンロで、一般的には「ガステーブル(テーブルコンロ)」と呼びます。セクショナルキッチンのコンロ台に設置して使うため、取り替えが簡単なのが特徴です。ただし、設置部にすき間ができるので、そこに料理のカスや油などが落ちて汚れやすいことがデメリットとなります。また、完全には固定されていないので調理の最中にコンロがズレてしまう点も難点です。
1-1-2.ガステーブルは自分での取り替えが可能
ビルトイン型はキッチンと完全に一体化しているので、専門の知識や道具がないと取り替えることはできません。ビルトインコンロの販売や修理などをしている業者に依頼して取り替えましょう。ガステーブルは据え置き型なので、専用の工具などがなくても簡単に取り外しができます。家電量販店やインターネットで購入し、自力で取り替えることが可能です。もちろん、ガス会社や販売店に依頼して取り替えてもらうこともできます。
1-2.寿命について
大手ガス機器メーカーのパロマによると、ガスコンロの寿命の目安はガステーブルが5~7年、ビルトインコンロが7~10年としています。ビルトインコンロのほうが寿命が長いのは機械自体の優劣ではなく、ガステーブルに比べて掃除がしやすいため、劣化しにくいと考えられるからです。ですから、ガステーブルであっても、こまめに掃除をしてきれいな状態を保つことができれば、ビルトインコンロと寿命は変わりません。
1-3.寿命のサインとは?
コンロの寿命が近づくとさまざまな不具合が出るようになってきます。買い替えや修理の目安になるので、覚えておきましょう。
- 火がつかない
- すぐに火が消える
- ガス臭い
- 使用中に異音がする
- フライパンや鍋が黒くなる
ただし、火がつかない場合、多くは点火用の電池が切れているだけなので、まずは電池を交換してみましょう。
1-4.修理か交換か
基本的に、ガスコンロの修理部品の保管期間は「製造打ち切り後5年」です。廃番から5年以内なら修理が可能なので、コンロの故障が軽微なようであれば修理をおすすめします。特に、ビルトインコンロは価格が10万円前後と比較的高価なので修理がおすすめです。ガステーブルは1万円台から購入可能のため、修理費によっては買い替えたほうがお得でしょう。
また、コンロの安全機能についても考慮することが大切です。現在、家庭用コンロには必ず温度センサーなどの火事防止機能が搭載されています。そのため、調理中に安全機能が作動してしまうことを嫌い、中にはわざと古いコンロや業務用コンロなどの火事防止機能のないコンロを使っている方もいらっしゃるでしょう。しかし、最近の機種は火事防止機能も向上し、使い勝手が悪くないように工夫されています。何より、命を守るためにとても大切な機能です。火事は一度起きれば自分自身だけでなく、家族や近隣住民の命をも脅かします。安全機能の搭載されていないコンロを使用している方は、必ず新しいコンロに買い替えましょう。
2.ガスコンロの取り替え方法は?
自分で取り替えるのも業者を利用するのも、それぞれメリットデメリットがあります。特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。
2-1.自分で取り替える方法
自分で取り替えるメリットは費用を安く抑えられる点です。ただし、一つ間違えればガス漏れ事故などの危険もあります。自分で取り替える際には細心の注意をはらいましょう。
2-1-1.ガスの種類を確認する
ガスコンロには対応するガスというものがあります。対応外のガスを使用すると故障や事故の原因となるので、まずは現在使用しているガスの種類を確認してください。日本の家庭で使われているガスは「LPガス(プロパンガス)」と「都市ガス」に大別されます。見分け方は簡単です。LPガスを使用している家庭では、ガスメーターの近くに灰色のガスボンベが設置されてます。一方、都市ガスは地下のガス管から直接ガスの供給を受ける構造です。そのため、ガスメーターの周りにボンベはなく、代わりにガス供給パイプが地面につながっています。
2-1-2.ガスコンロを購入する
ガスの種類が分かったら、そのガスに対応するガスコンロを選んで購入してください。前述したように、ビルトインコンロを交換するには専門の知識や工具が必要なので、ガステーブルからガステーブルへの交換以外はやめておきましょう。
2-1-3.ガス栓とホースの種類を確認
ガス栓の形状には「ホースエンド型」と「コンセント型」があります。ホースエンド型はホースに直接差し込んだ後、安全バンドで止める方式のものです。ホースエンド型には挿入口の根本に「赤い線」が引いてありますので確認してください。コンセント型は専用のソケットをホースに装着してからガス栓に取り付けます。ガス栓の形状に合わせて設置しないとガス漏れなどの事故を引き起こす可能性があるので必ず確認してください。
また、使用するホースもLPガス専用のものと都市ガス専用のものがあるので間違えないように気をつけましょう。LPガス用のものは「オレンジ色」、都市ガス用のものは「薄いピンク色」をしています。
2-1-4.コンロを取り外す
まずはガス栓をしっかりと締めましょう。ガス栓を開けたまま交換するとガス漏れによる中毒や火災の危険があるので必ず確認してください。ガス栓を閉じたら、ホースをガス栓から取り外し、コンロ本体をコンロ台から下ろしましょう。
2-1-5.コンロを取り付ける
コンロ台は汚れていることが多いので、まずは念入りに掃除をしておきましょう。掃除が終わったら先にガスホースをガス栓に装着します。次に、ガステーブルをコンロ台の上に置いてガスホースとつなげたら交換完了です。
2-1-6.確認
交換が終わったら火がつくかどうか確認しましょう。このとき、ガス臭くなるようであればどこかしらに不備がある可能性があるので取り付け直してください。それでも、ガス臭いようであれば、危険なのでプロの業者に相談しましょう。
また、コンロの火は青色が正常です。赤やオレンジ色の火が出ている場合も何かしらの異常が発生しているので、プロの方に相談してください。
2-2.業者へ依頼する方法
業者に依頼するメリットは手間いらずな点と安全性です。デメリットは設置費などが発生することですが、それほど高い金額ではありませんし、何よりも安全には代えられません。取り替えの自信がない方は業者に依頼するようにしましょう。
2-2-1.どこに依頼すればいいの?
ガス機器メーカーや販売店のほか、ガス会社に依頼する方法もあります。おすすめはガス会社への依頼です。ガス会社に依頼すれば取り付けだけではなく、配管の安全確認や簡単なメンテナンス、そのほかのガス機器の確認や相談なども行えます。設置費用は「設置費用(1~2万円) + 本体価格」が相場です。また、ガステーブルからビルトインコンロにグレードアップする場合などは「+ 工事費用(3~5万円)」がかかってくるでしょう。