ノートパソコンとデスクトップパソコンの違いは? 選び方も解説!
3.デスクトップパソコンのメリット・デメリット
デスクトップパソコンのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
3-1.デスクトップパソコンのメリット
デスクトップパソコンの主なメリットは、以下のとおりです。
3-1-1.カスタマイズ性が高い
カスタマイズ性が高いのも、デスクトップパソコンの大きなメリットといえます。特に、タワー型のデスクトップパソコンは拡張性に優れていて、高性能なグラフィックボードを積んだり、メモリを増設したりなどが自由自在に可能です。実際に、性能や機能にとことんこだわりたいヘビーユーザーからは、圧倒的にデスクトップパソコンに人気が集中しています。そのため、パソコンでさまざまなことをしたい人は、デスクトップパソコンを愛用している人が多いのが現状です。
3-1-2.大画面のディスプレーを選ぶことができる
デスクトップパソコンは、好みや目的に応じて大画面のディスプレーを選ぶことができます。特に、デザイン関連の仕事をしている、趣味で画像編集ソフトや動画編集ソフトを操作することが多い人などは、大画面のディスプレーが必要不可欠でしょう。デスクトップパソコンなら、2つのディスプレイを横並びで連携させる機能を使いやすい点もメリットです。
3-1-3.性能の高さを追求できる
デスクトップパソコンは、性能の高さを追求できるのもメリットといえます。実際に、メーカーから発売される最上位機種のパソコンでは、ノートパソコンよりデスクトップパソコンのほうが高性能です。デスクトップパソコン用のパーツから先に開発されることが、主な理由の一つになっています。
3-1-4.コスパが高い
デスクトップパソコンは、ノートパソコンよりコスパが高いのもメリットです。一般的に同機能・同性能のパソコンでは、デスクトップパソコンのほうが割安になります。限られた予算でなるべく高機能・高性能なパソコンが欲しい場合は、デスクトップパソコンに軍配が上がるでしょう。
3-1-5.熱暴走しにくい
デスクトップパソコンは、ノートパソコンに比べて熱暴走しにくいのが大きなメリットです。デスクトップパソコンは大型のクーラーを設置しやすく、ノートパソコンよりも放熱性に優れています。特に、夏場の室内でパソコンを使う機会が多い人や、動画編集・ゲームなどパソコンに大きく負荷がかかる作業をする場合は、デスクトップパソコンが向くでしょう。
3-2.デスクトップパソコンのデメリット
デスクトップパソコンのデメリットを詳しく見ていきましょう。
3-2-1.携帯性がない
デスクトップパソコンのデメリットは、携帯性がないことです。大きな画面とカスタマイズしやすい本体、打ちやすいキーボードは、いずれも大きさと重量があります。また、それぞれを接続して使用することになるため、もしもすべて持ち運ぶとしたら大変です。実際に、デスクトップパソコンを屋外で使用している人を見かけないのも、道理といえるでしょう。
3-2-2.バッテリーで動かせない
デスクトップパソコンは、バッテリーで動かせないのが大きなデメリットです。デスクトップパソコンには、バッテリーユニットが付属しません。したがって、常にAC電源から電力を供給する必要があります。たとえば、災害時に停電してしまえば、パソコンを使うことができません。また、電源のない場所では使えないため、場合によっては、屋内使用でも延長コードを必要とすることもあります。
3-2-3.種類が乏しい
デスクトップパソコンは、ノートパソコンより種類が乏しいのがデメリットです。実際に、現在の市場占有率は、ノートパソコンがデスクトップパソコンを上回っています。ネット環境が整備され、どこでも気軽にネットを利用できるようになったことも、ノートパソコンを選ぶ人が増えた理由です。そのため、メーカーはノートパソコンを中心に新製品を開発する傾向があります。
3-2-4.広い設置スペースが必要
広い設置スペースが必要になるのも、デスクトップパソコンのデメリットでしょう。デスクトップパソコンは、ディスプレー・本体・キーボードそれぞれに設置スペースが必要になります。それぞれピッタリくっ付けて設置しても、限界があるでしょう。また、マウスを動かすスペースも考えることになります。したがって、実際には想像以上に広い設置スペースを必要とするのです。
3-2-5.収納しづらい
デスクトップパソコンは、収納しづらいのもデメリットです。デスクトップパソコンの多くは、設置した状態のままでいることを想定されています。ディスプレーによっては、下部にキーボードを収納しやすい設計になっているものもあるでしょう。しかし、ディスプレーや本体の設置場所を動かすことは、それぞれの大きさや重量を考えると現実的ではありません。そのため、最初に設置した場所で使い続けざるを得なくなるのです。
4.ノートパソコンとデスクトップパソコンで迷ったときの判断基準
ノートパソコンとデスクトップパソコンで迷ったときの判断基準を、具体的に解説します。
4-1.好きな場所で操作したいならノートパソコン
好きな場所で操作したいなら、断然ノートパソコンがおすすめです。ノートパソコンは、コンパクトで携帯性に優れるだけでなく、バッテリーで動くので、電源を確保できない場所でも使うことができます。出張が多い、外出先でもパソコンを使いたいなどの場合も、ノートパソコンを選ぶべきでしょう。反対に、家の中の特定の場所で使うだけなら、デスクトップパソコンでも構いません。
4-2.ゲーム用や動画編集用ならデスクトップパソコンが有利
ゲーム用や動画編集用に使用するのなら、圧倒的にデスクトップパソコンが有利でしょう。美しい大画面ディスプレーとグラフィックシステム、臨場感あふれる音響システムなど、動画編集やゲームをとことん楽しむことができます。ゲーム用に使用する場合は、ゲーミングデスクやゲーミングチェアと組み合わせて、理想的な環境を手に入れることも可能です。高性能なノートパソコンでも動画編集用やゲーム用として使用できますが、画面の大きさに制限がある以上、デスクトップパソコンにはかないません
4-3.パソコンの価格がネックなら型落ち品もおすすめ
ノートパソコン・デスクトップパソコンのいずれを選ぶ場合でも、価格がネックになっているのなら型落ち品もおすすめです。型落ち品とは、現行機種より一つ前の型番のパソコンで、中にはほとんど現行機種と変わらない性能・機能を備えているものもあります。最新機種にこだわりがない場合は、型落ち品で希望の条件に合うものがないか探してみるとよいでしょう。