
電子レンジの寿命が近いとどうなるのか? 寿命を伸ばすコツも紹介
1.電子レンジの寿命は?
まずは、電子レンジの寿命について解説しましょう。
1-1.平均寿命は10年前後
電子レンジの平均寿命は10年前後といわれています。もちろん、使用頻度や使い方・お手入れの方法などによって寿命に差が出ることもあるでしょう。しかし、購入から10年前後経過した電子レンジは、いつ壊れてもおかしくありません。早めに買い替えを検討したほうがよいでしょう。特に、センサー付きの多機能な電子レンジほど、内部構造が複雑な分、寿命が短めな傾向にあります。
1-2.寿命を決めるのはマグネトロン
電子レンジの寿命を決めるのは、マグネトロンと呼ばれる部品です。マグネトロンはマイクロ波という電波を発生する装置のことで、マグネトロンが寿命を迎えると電子レンジが食品を温めることはできなくなります。マグネトロンの寿命はおよそ10年であり、多くの場合、電子レンジの故障はマグネトロンが寿命を迎えることに原因があるといわれているのです。
1-3.修理できるのは製造終了から8年まで
電子レンジの場合、メーカーによる部品保有期間は製造終了から8年となっています。8年以上経過した電子レンジが不具合を起こすと、修理できない場合が多いのです。そういったことも踏まえた上で、修理か買い替えかを検討してみるとよいでしょう。
2.電子レンジの寿命が近いときに起こる症状
電子レンジの寿命が近づくと以下のような症状が起こりやすくなります。
2-1.食品が温まらない
普段どおり使っているにもかかわらず、食品がうまく温められなくなってしまったときは、マグネトロンが寿命を迎えている可能性が高いでしょう。「マグネトロンの寿命=電子レンジの寿命」と考え、買い替えを検討することをおすすめします。
2-2.電源が入らない
ボタンを押しても電源が入らない・ボタンが動作しないなどの症状も、電子レンジの寿命が近いときに起こりやすいでしょう。まずは、コンセントが抜けていないか・ブレーカーが落ちていないかをチェックしてください。コンセントやブレーカーに問題がなくても電源が入らない場合は、電子回路基板が故障している可能性があります。
2-3.途中で止まってしまう
温めている途中で止まってしまうことが頻繁にあるようなら、早めに買い替えを検討したほうがよいでしょう。何度か繰り返しているうちに完全に故障し、まったく使えなくなってしまう可能性があります。