パソコンの電源を処分する方法は? お得に手放すポイントを解説!

1.パソコンの電源を処分する際に気をつけておきたいこと

最初に、パソコンの電源を処分する際に気をつけておきたいことをチェックしておきましょう。

1-1.種類によって大きさが異なる

電源ユニットは、パソコンを起動・機能させるために必要な電力を送るためのパーツです。規格によって、ATX・EPS・SFX・TFX・FlexATXの5種類があります。種類によって大きさが異なり、大きさによってゴミの分類が変わるので注意が必要です。電源ユニット5種類の大きさを以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

  • ATX・EPS:幅150×奥行き160×高さ86cm
  • SFX:幅125×奥行き100×高さ64cm
  • TFX:幅85×奥行き175×高さ65cm
  • FlexATX:幅82×奥行き105×高さ40cm

1-2.パソコンの電源はそのまま処分できる

基本的に、パソコンの電源ユニットは個人情報が含まれていないため、そのまま処分できるパーツです。パソコンはHDDが内蔵されているのでデータ消去が必要ですが、電源ユニットはデータのやり取りをしません。また、PCリサイクル法の対象品目から外れるため、自治体回収での処分が可能です。パソコン本体よりも比較的、気楽な気持ちで捨てることができるでしょう。

1-3.主な処分方法を紹介!

パソコンの電源は、自治体回収・不用品回収業者(無料回収業者)・PC専門業者などへ依頼し処分する方法があります。それぞれ、処分方法と流れ・費用・メリットやデメリットが異なるため、事前に把握しベストな方法を選択することが大切です。「時間がないから」と慌てて処分してしまうと、業者との間でトラブルになったり、誤った方法で処分したりすることになるので注意してください。

1-4.再販できる状態なら買取へ

「電源ユニット単体では売れない」と思われがちですが、自作PCを構成するために必要なので、再販できるものは中古需要があり、買い取ってもらえる可能性があります。壊れていない・正常に使用できる電源をそのまま処分するのはもったいないことです。買い取ってもらえるなら、処分費用を抑えることができ、査定額のお金ももらえるので一石二鳥でしょう。買取に出す方法に関しては、後ほど【4.パソコンの電源を売却する方法】で説明するので、ぜひチェックしてください。

2.パソコンの電源を処分する方法~自治体の場合

では、自治体でパソコンの電源を処分する方法とポイントを解説します。

2-1.不燃ゴミ・金属ゴミ・粗大ゴミとして出せる

パソコンの電源は、不燃ゴミ・金属ゴミ・粗大ゴミのいずれかで自治体回収での処分が可能です。自治体によってゴミの分類と処分方法が異なるので、事前にホームページや掲示板等で確認しておきましょう。一辺が30cm以上となる電源は、ほとんどの自治体で粗大ゴミとなります。粗大ゴミの場合は100~500円ほどの費用がかかるので注意してください。

2-2.低費用で処分できるが、手間と時間がかかる

自治体回収での処分は、無料~数百円程度で処分できるのが大きなメリットです。自治体が処分してくれるという安心感もメリットの1つといえるでしょう。ただし、不燃ゴミ・金属ゴミ・粗大ゴミの回収日が決まっているので、すぐに処分できません。特に、粗大ゴミは事前の申し込みが必要になる自治体もあるため、手続きに時間と手間がかかるのがデメリットです。また、回収指定場所まで運ばなければなりません。パソコン本体と一緒に処分する際は、別々の方法で処分することになるため、わずらわしく感じてしまうでしょう。

2-3.粗大ゴミの場合は粗大ゴミ処理券を購入する

不燃ゴミや金属ゴミは指定袋やカゴに入れるだけで回収してもらえますが、粗大ゴミの場合は処分方法が変わるので注意が必要です。多くの自治体では、粗大ゴミを処分する際に、コンビニ等で粗大ゴミ処理券を購入します。そして、粗大ゴミ処理券をパソコンの電源に直接貼りつけてから回収指定場所へ運搬しなければなりません。具体的な方法に関しては、自治体のホームページをチェックしてください。

2-4.小型家電回収ボックスに投かんする

小型家電リサイクル法を推奨している自治体では、公共施設や家電量販店などに小型家電回収ボックスを設置しています。パソコンの電源は小型家電となるため、ボックスに投かんするだけで処分が可能です。小型家電回収ボックスを利用すれば、処分費用をかけずに捨てることができます。お住まいの地域で小型家電回収ボックスが設置されているか確認したいときは、小型家電リサイクル回収ポータルサイトをチェックしてください。