ファンヒーターをお得に処分する方法は? 処分と買取のポイント
1.ファンヒーターは粗大ゴミで捨てられる?
最初に、ファンヒーターは粗大ゴミとして捨てられるのか、押さえておきたいポイントを紹介します。
1-1.ファンヒーターなどの暖房器具は粗大ゴミ
自治体回収のゴミとして処分する場合、ファンヒーターはほとんどが粗大ゴミに分類されます。粗大ゴミになる条件は、多くの自治体で、一辺が30cm以上のものです。ファンヒーターは一辺30cm以上のものがほとんどなので、粗大ゴミとなります。ただし、各自治体で粗大ゴミの大きさ規格が異なるので注意してください。たとえば、千葉市の場合は不燃ゴミ指定袋に入らないものが対象です。念のため、自治体のホームページや自治体などでゴミの分類を確認しておきましょう。
1-2.サイズが小さければ小型家電回収ボックスで処分できる
ファンヒーターは、小型家電リサイクル法の対象品です。そのため、法律に基づいて回収している自治体では、リサイクルを推奨しています。粗大ゴミでも捨てることはできますが、公共施設や家電量販店に設置されている小型家電回収ボックスに投かんすることになるでしょう。ただし、ファンヒーターの多くは投かん口に入らないサイズなので、別の方法で処分を検討する必要があります。具体的な処分方法に関しては、自治体のホームページをチェックしてください。
2.ファンヒーターの処分前に確認すべきこと
ファンヒーターを処分する前に、確認しておきたいことをいくつか紹介します。スムーズに処分するためにも、ぜひチェックしてください。
2-1.灯油と乾電池を出しておく
注意しておきたいのが、処分前に必ず灯油と乾電池を出すことです。灯油ファンヒーターは、必ず灯油を使いきるかすべて出しておく必要があります。そのまま処分すると、火災や爆発の原因になるからです。また、電池式ファンヒーターの場合は、必ず乾電池を処分前に取り出してください。乾電池をそのままにして処分すると、発火の危険があります。安心して処分するためにも、灯油を使いきっているか・乾電池が外されているか確認してください。
2-2.余った灯油は使いきるか処分する
灯油が大量に余った場合、すべて使いきるか処分してください。ファンヒーターを使う機会がない場合は、処分方法が4通りあります。
- ガソリンスタンドに持っていく
- 灯油販売店に持ち込む
- 知り合いに分ける
- 不用品回収業者に依頼する
できるだけお金をかけたくない方は、灯油販売店に持っていくか、知り合いに分けるといいでしょう。灯油販売店の中には、無料で引き取ってくれるところもあります。処分費用がかかるところもあるため、いくらかかるか事前に確認しておきましょう。ガソリンスタンドの場合も、買い取ってくれるところがあるのでおすすめです。ただし、最近増えているセルフのガソリンスタンドでは、持ち込みができない可能性が高いため、注意しなければなりません。
2-3.不具合がないか動作確認をする
ファンヒーターの捨て方は、ゴミとして処分するだけではありません。買取という形で手放すのも方法の1つです。ただし、買い取ってもらえるファンヒーターは、正常に稼働するものに限ります。壊れている・不具合が出ている・温風が出てこないなどの状態の場合、買い取ってもらえません。そのため、処分前に不具合がないか動作を確認してください。正常に稼働するのであれば、買取を検討しましょう。
2-4.メーカーや製造年月日をメモする
動作確認を行う際に、もう1つチェックしてほしいのがメーカーと製造年月日です。特に、買取に出す場合は、査定基準のポイントとなります。人気メーカーかつ発売されたばかりの新モデルほど買取需要が高く、買い手がつきやすいからです。ファンヒーターのメーカーや製造年月日などの情報は、裏面や側面に貼られたシールで確認できます。査定時に、メモした情報を伝えるとスムーズなやり取りができるでしょう。